NHK『100分 de 名著』アドラー心理学のトラウマとライフスタイルとは?【2月3日分後編】

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こんにちは、マミです。

こちらでは、2016年2月3日に放送されたNHK番組、100分 de 名著 人生の意味の心理学(アドラー)の放送についてまとめています。

今回は後編です。

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世界は複雑なもの?

前半とは場面が変わり、今度はあるシチュエーションでVTRがスタートしました。

安土羅診療所というカウンセリングルームに、女学生が訪ねてきます。

女学生は、安土羅先生が配った、こんなチラシを手にしています。

人は変われる

世界はシンプルである

誰もが幸福になれる

そのチラシの内容に、反発する女学生。

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彼女は、世界も人間ももっと複雑なものだと思っています。

けれど、「世界が複雑なのではなく、あなたが世界を複雑にしているのでは?」と問いかける安土羅先生。

あなたはどう思いますか?

物の見方を変えてみよう

これって、ちょっとした考え方の違いですが、とても大切な事です。

ひとは皆、客観的な世界ではなく、主観的な世界に住んでいます。

同じ経験をしても、それをどのように解釈するか

その意味づけによって、世界は変わってくる。岸見一郎先生はそうおっしゃいました。

確かにおんなじことをいっても、笑う人と怖がる人がいる、と伊集院光さんもうなずきます。

過去の解釈が変わるだけで、今の生き方がこんなにも変わってくるんですね。

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そして、だからこそ、今この瞬間からでも人は変われるのです。

変われないのは、あなたが変わりたくないからではないですか?

現状を過去の原因からではなく、今の目的から考えてみましょう。

実は人生は、すべてあなたが決めています。

  1. 意味づけを変えれば未来は変えられる
  2. 原因ではなく目的に目を向けよ

この2点が重要なのです。

トラウマの否定、原因論と目的論。

世の中が生き辛いのは、なぜでしょうか?

子供の頃家が貧しかったから。

親に十分愛されなかったから。

そうやって、過去のせいにして納得する人がいます。

けれどアドラーはこう考えました。

過去の経験が今の自分の生を決定しているのではなく、我々が過去の経験にどのような意味を与えるのかによって、自分の生を決定している。

つまり、過去の出来事それ自体がトラウマなのではなく、それが自分の人生に大きな影響を与えた出来事だと自分で意味づけしているのです。

このように『過去の経験がいまの人生を決定している、それが原因だ』とする考え方を、原因論と言います。

対してアドラーの、『自分がどうありたいか、どうしたいかという目的が自分の人生をつくっているんだ』という考え方を、目的論と言います。

目的論で考えることによって、未来はすでに決まっているのではなく、自分で決めていける事になるのです。

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伊集院光さん自身も、高校を中退した経験があり、それをコンプレックスに感じていたそうです。

けれど、高校進学率が90%軽く超えている中で、『自分の経験はすごく貴重なのではないか』と考えると楽になったのだとか。

その経験をばねにして飛躍していこうと意味づける事で、その後の未来が変わってくるのです。

過去に起こったことは変えられないけれど、過去の解釈を変えることで今が変わってきます。

今までの心理学のイメージとちがって、アドラー心理学って本当に前向きな考えなんですね。

ライフスタイルについて

アドラー心理学の中の大切な用語のひとつに、ライフスタイルがあります。

これは、その人の持っている独自の世界観の事を指しています。

ここで、先ほどの女子高生と安土羅先生のVTRに戻ります。

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女子高生が好意を持っている人がいるとしましょう。

すれ違いざま、その人が自分から目を反らしました。

どう思う?と聞くと、女子高生は「嫌われてるのかな」と思うそうです。

本当にそうでしょうか?

本当は向こうも好意があるから目を反らしたのかもしれないですよね。

けれど、ここでもし『気があるから目を反らしたのだ』と意味づけした場合、次のステップに進まなければなりません。

「勇気を出して話しかけても、うまく話せないかもしれない。」

「万一付き合えたとしても、その後フラれるかもしれない。」

そんな事を考えて、色々不満があっても、「このままの私でいたほうが楽なのかも。」なんて思っていませんか?

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変わろうと思えば人はいつだって変われるのに、あえて変わろうとしない。

それは私たちが、変わらない決心をしてしまっているのかもしれない。

その決心を変える勇気はありますか?

人生が困難なのではない

あなたが人生を困難にしているのだ

人生はきわめてシンプルである

byアドラー

ライフスタイルを変えていこう

ここでライフスタイルについてまとめてみましょう。

  • 自分の事を自分がどう見ているか(自己概念)
  • 他社を含む世界の現状についてどう思っているか(世界像)
  • 自分及および世界についてどんな理想を抱いているか(自己理想)

これらは一般に言う性格の事を指します。

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しかし、性格というと『持って生まれたもの、なかなか変えにくい』というイメージがありますね。

そこでアドラーは、あえてライフスタイルという言葉を使ったそうです。

岸見一郎先生によると、ライフスタイルは、今この瞬間にでも変えられるとの事。

そしてライフスタイルは変えられないのではなく、実は変えないでおこうという決心をしている人が多いんだそうです。

武内陶子アナウンサーが、ライフスタイルを変えるコツを聞いてました。

ライフスタイルを変えるには、変えないでおこうという決心を取り下げることが大事なのだそうです。

とはいえ、無意識で身につけている事なので、まずはライフスタイルを意識化することが大切です。

そのうえで、どんなライフスタイルに変えていけばいいかを知ること。

それを踏まえたうえで、ライフスタイルを変えることは可能なのだとアドラーは言います。

ただし、変える為には『勇気』が必要です。

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アドラーは『3日あれば人間は変われる』と言っていたそうです。

なぜ私はこうなっているのかちゃんと洗い出したうえで、目的をきちんと立て直す。

そうすれば勇気をもって、3日で変われるのです。

まとめ

今回はこのように、アドラー心理学の全体の成り立ちについての説明が主でした。

後半になるにつれてちょっとした考え方の違いで視点ががらっと変わる事、そして目の前が開けるような感覚を知り、とってもワクワクしてしまいました。

ただ、アドラーの生い立ちなど、かなり早口での説明でした。

出来れば先にNHKのテキストを読んでおいた方がよりスムーズに理解できるのでは、と思います。

こちらのテキストは、岸見先生によりさらに詳しく内容が説明されています。

この1冊だけでもアドラーについて深く知ることが出来ました。

冒頭で番組で説明されていた、今回のテーマである本はこちらです。

私もまだ挑戦していないので、読んでみたいと思います。

 

↓次の回のまとめはこちら

NHK『100分 de 名著』アドラー心理学の劣等感と劣等コンプレックス【2月10日分前編】

2016.02.11
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その他の回のまとめ記事、アドラー心理学に関する記事は、こちらをご覧ください。

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2 件のコメント

  • 素晴らしいまとめに、感動しました。
    ありがとうございます。また、紹介させてください。

    • 藤林様、読んでくださってありがとうございます。
      番組内容が素晴らしかったので、まとめさせていただきました。
      また振り返って、今後の生活に活かしていければと思います。

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