[感想]新しい社会と子育て(野田俊作・著)アドラー心理学で子育ての技術を身につけよう

新しい社会と子育て
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こんにちは、マミです。

みなさんは、アドラー心理学をご存知ですか?

いまこちらの本が大人気でどこの本屋さんにも並べられていますので、ご存知の方も多いと思います。

私は、3ヶ月ほど前からアドラー心理学に興味を持ち、これをなんとか身につけられないだろうかと日々生活の中で試行錯誤しています。

『幸せになる勇気』から考える、アドラー心理学を子供のしつけに活かす方法

2016.03.04

「子育てにアドラーの考えを活かせたら素敵だろうなぁ。」

そんな風に思いながらも、なかなかうまく行かない日々が続いていました。

そんな中で、ご縁があって2度ほどアドラー心理学の勉強会にも参加させていただけました。

そこで紹介していただいた本が、とてもわかりやすかったのです。

あまり出回っていない本ですが、今回ここでもご紹介させていただきます。

野田俊作先生の『新しい社会と子育て』

今回ご紹介する本は、野田俊作先生の『新しい社会と子育て―今なぜ、子育てを学ばなければならないか (あうん叢書)』です。

野田俊作先生は、日本アドラー心理学会の初代会長でいらっしゃり、アドラー心理学を始めに日本に持ち帰った先生です。

なんとアルフレッド・アドラーの実の息子さんや娘さん(今はもう亡くなられています)にもお会いしたことがあるそうです。

そんな野田先生が、初めて一般向けにアドラー心理学の講演を行ったときの内容を書き起こしたのが、こちらの本です。

温かくユーモアにあふれるアドラー心理学

岸見先生の書かれた『嫌われる勇気』そして『幸せになる勇気』は、血気盛んな青年と哲人とのやりとりが非常に痛快であるのが特徴でした。

これは読むべき!アドラー心理学『幸せになる勇気』ネタバレなしの感想まとめ

2016.02.26

アドラーの厳しさに打ちのめされながらも、ぱっと目の前が開けるような高揚感を感じられ、私が一気にアドラー心理学の世界へのめり込んだきっかけの本でもあります。

けれど、その痛快さゆえに、実践しようとするとなかなかうまく行かず、その葛藤で悩むことも多くありました。

(実際にテレビで拝見した岸見先生は、穏やかで優しい笑顔の素敵な先生でした^^)

【100分de名著】2016年2月は『人生の意味の心理学(アドラー)』が放送されました

2016.01.31

それに対してこちらの野田先生の本は、温かみとユーモアの感じられる、子育てに悩む心をほっと癒してくれる内容でした。

講演の書き起こしなので、語り口も話し口調で書かれています。

(笑)とか、(爆笑)なんて表現も出てきて、まるで自分も講演会場にいるように感じられます。

そして『子育て』を演題に掲げているので、中に出てくる例えも身近に感じられるものばかりで、すぐに実行できる内容になっていました。

子育てには技術が必要

この本の冒頭で書かれていた内容で、印象的だった部分を一部引用させていただきます。

最初に、今なぜ私たちは、子育てというものをわざわざ学ばなければならないのか。

お父さんや、お母さん、おじいさんや、おばあさんがやってきたとおりの子育てでいいんじゃないか。

私たちだって育てられてきたんだから、それと同じやり方で育てればいいんじゃないかと言う人もいるけれど、これは乱暴な議論なんです。

たとえば、「私は盲腸の手術をされたことがあるから、人にすることができます」というのと同じくらい、乱暴な議論なんですよ(笑)。

みなさん方、多くの方が自動車にお乗りになると思うけれども、自動車に乗るために教習所へ行って、ずいぶん高いお金を払って、長い時間かかって学ばれたでしょう。

それでやっと乗れるわけですよ。

子育てと運転、子どもと自動車と、どっちが乗りこなすのが難しいと思いますか?

自動車は機械ですから言うことを聞きますが、子どもはまったく言うこと聞かないじゃないですか。

だから、子どもを育てる方がずっと難しいと思うんですよ。

で、やはりそのためには、専門的な技術、育児の知識を学ぶ必要があるだろう。

お父さん、お母さんのやったやり方じゃあ、やっぱりダメなんだ。

引用:新しい社会と子育て―今なぜ、子育てを学ばなければならないか (あうん叢書)より

子育ては運転よりも難しい。

なのになんで専門的な技術を学ばないんだろう?

この引用部分だけでも、うなずける部分が多くありませんか?

実は子育てって、技術が必要なんです。

微笑む赤ちゃん

私たちは、何も考えずに子育てしていると、ついつい自分の母親にされたのと同じように子育てしてしまいます。

きっと長年そのやり方を見てきたし、よその家の子育てはわからないから、その方法しか知らないんだと思います。

でも、自分が母親のやり方に葛藤を持たなかったかというと、そうではない。

「もし私が母親になったら、もっと上手に子育てしたい。」

そう感じていたはずなのに、実際子供を目の前にすると出来ないんですよね。

それは、愛情がない訳ではなくて、子育ての技術が足りないだけなんです。

どんなにあふれる愛情があっても、それを子供に届ける技術がなければ、子供には届かないんです。

毒親やアダルトチルドレンなど、親から正しく愛情を得られなくて、子育てに臆病になっている方もいるかもしれません。

でも、それだって実は、お母さんに『正しい子育ての技術』がなかっただけで、愛情がゼロだった訳ではないかもしれない。

いま、私たちがきちんと子育ての技術を身につける事が出来れば、私たちの代で子育ての負の連鎖を断ち切ることは、十分可能なんです。

また、子育てがうまくいかなくて、育児ノイローゼ気味になっているママもいると思います。

私もそうでしたし、今だって時々なります。

でも、子育ての技術を学べば、やがて愛情がすんなり子供に伝わって、ママの気持ちもすっと楽になるかもしれません。

子育てはスポーツとおなじ

森林の中でランニング

野田先生は、この本の中で、『子育てはスポーツだ』とおっしゃっています。

子育てはスポーツと同じだから、トレーニングしないとうまくならないし、サボっているとまた下手になるんです。

これを読んで、アドラー心理学自体もスポーツみたいだなぁ、と私は感じました。

本を読んだだけでは身につかなくて、何度も繰り返し実践していく中で、いつの間にか身についていく。

だから、時間をかけて、自分とも子供とも、じっくり向き合っていく気持ちが大切なのかな、と思います。

興味のある方は協会への問い合わせがオススメ

ちなみにこちらの本ですが、現在ネットで購入しようとすると、Amazonの中古でしか取り扱いがないようです。

けれどこの記事の公開後にTwitterで、日本アドラー心理学会に問い合わせをすれば購入可能との情報をいただきました。

Amazonの中古は値上がりしていますので、興味のある方は直接学会に問い合わせをされると良いかと思います。

↓お問い合わせ先はこちら

 icon-forward 日本アドラー心理学会

また、日本アドラー心理学会では、パセージという子育てに特化した育児学習コースも開催されています。

そちらのテキストもわかりやすくてとてもオススメです。

また、興味のある方は自宅の近くで講習を受けられないか、調べてみるのもよいかと思います。

(『新しい社会と子育て』を購入すれば、巻末に全国の学習会の問い合わせ先が載っていますよ。)

この記事のまとめ

アドラー心理学を子育てに活かそうとすると、うまくいくときと、いかない時があります。

例えば私は、勉強会に参加したり、アドラーの本を読んだ後の数日は、とってもうまくいきます。

でも、だんだん応用が効かなくなってきて、うまくいかなくなって落ち込みます。

それは、まだまだ自分のなかで子育ての技術が育ってない証拠なのでしょう。

この本は小さくて語り口も優しくて読みやすいので、時々読み返しながらトレーニングするには最適です。

子育てに悩んでいる方は手元に置いておくと、きっと自分を助けてくれるお守りになるのではないでしょうか?

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