これは読むべき!アドラー心理学『幸せになる勇気』ネタバレなしの感想まとめ

こんにちは、マミです。

本日は、『幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII』を読んだ感想をまとめたいと思います。

目次とあとがき以外のネタバレありませんので、これから読む予定の方も安心してご覧くださいね。

『幸せになる勇気』とは?

幸せになる勇気』は、2016年2月26日に発売されました。

岸見一郎先生、古賀史健さんによる、アドラー心理学『勇気の二部作』、完結編です。

3年前に発売された『嫌われる勇気』は、心理学の本として異例のミリオンセラーを達成。

そして、2016年2月にはNHK『100分 de 名著』にてアドラーの『人生の意味の心理学』が取り上げられたことで、今また大変なブームになっています。

【100分de名著】2016年2月は『人生の意味の心理学(アドラー)』が放送されました

2016.01.31

今回この『幸せになる勇気』を読んで、私は涙が出ました。

まさか心理学の本で、自分が泣くとは思いませんでした。

以前の記事でも書きましたが、私は前作の『嫌われる勇気』を読んで、こう思いました。

「青年、もう反論しなくていいの?」

そう思った理由のひとつに、「じゃあ実際どうすれば良いのか」の部分がいまいちわかっていなかったという事があります。

確かに前作ではアドラー心理学の、衝撃的な考え方にふれました。

ずっと過去のトラウマを言い訳にした私にとって、自分の中で何かが変わったのも確かです。

実際に、『嫌われる勇気』を読んで、私はアドラー心理学に興味を持つようになりました。

けれど、実際に行動に移そうとすると、うまくいかないのです。

私はいったい、どこでつまずいてしまったのでしょう。

アドラー心理学が実践できなかった訳

私が難しいと感じた点は、3つです。

勇気が持てない

ひとつめは、勇気を持つことが想像以上に困難だと言う事。

『嫌われる勇気』を読んですぐのときは、勇気さえ持てばすぐにでも変われる、と簡単に考えていました。

けれど実際に生活してみると、私は結局、『パニック障害の発作に悩む弱い私』というライフスタイルを、捨てきれないのです。

アドラー心理学を実践しようとすると、段々と『私は病気に甘えている』という意識にすり替わって、苦しくなります。

そうしてまた、発作を言い訳にすぐに人生の嘘の中へと逃げ込む弱い自分に直面します。

こうやって、理解が浅いまま無理やり克服しようとすると、リバウンドすると言いますか、結局疲れて挫折してしまうのです。

子供への接し方に混乱する

ふたつめは、子供達は本の通りにはいかないのだという事。

『嫌われる勇気』を読んで、『叱ってはいけない、ほめてもいけない』という考えに衝撃を受けました。

けれど、実際に子供を目の前にすると、どうしていいのかわからなくなるのです。

私は、現在1歳と2歳の子育てをしています。

いつもはご飯を食べない子供が食べてくれた時に、「いっぱい食べれてえらかったね!」と言ってはいけないのか。

いけないとしたら、どういう声かけをすればいいのか。

言葉がまだ通じない1歳の子とは横の関係は築けるのか。

さまざまな現実の応用に直面するたびに、どうすれば良かったのかわからなくなって、余計に余裕がなくなるときもありました。

アドラーは宗教?!

そしてみっつめは、アドラーの思想に向き合うたびに、アドラーが学問ではなく宗教のように思えてきた事。

これは別に、宗教を批判している訳ではありません。

けれど、アドラーの考え、特に共同体感覚などは、学問と言うよりも信じるか・信じないかの域にあるように思えたのです。

考えれば考えるほど宗教とアドラー心理学の思想の区別が曖昧になってきて、大っぴらに人に勧められない自分がいました。

「私、アドラーで変わりました!」

そう言ってまわりに勧めると、また変な事にはまってるよ!と思われそうで、言えない自分に悩む事があったのです。

『幸せになる勇気』を読んで

今回この『幸せになる勇気』を手に取って、ページをめくったとたんにびっくりしました。

上で書いたように私が悩んでいたことが、目次の時点ですでに書いてあったのです。

「これは読むしかない。」

そう思って、読み始めたらもう止まりませんでした。

知りたかったことが、青年と哲人の対話の中でどんどんと明らかになっていきます。

最初は夢中になって、途中ででも段々と複雑になっていって、最後の哲人のまとめで涙が出るほど感動しました。

この流れは、前作の『嫌われる勇気』と同じく、本当に見事です。

今作は特に、子育て中の方や教育に携わる方にはぜひ読んでほしい内容になっていると思います。

今度こそ実践して、私も変わりたい。

ただ正直言いますと、まだまだ内容が飲み込めていない所が多くあります。

本もテレビも見ておいて情けないのですが、あまりにも今まで自分がしていた事とアドラーの言う事が違い過ぎていて、きちんと自分の中で消化出来ないのです。

それほどに衝撃で、すぐには納得できないような展開が、沢山ありました。

でも、知ってしまったからには、やるしかありません。

落ち着いて少しずつ復習しながら、今度こそは必ず自分の生活に活かしていきたいです。

この本のあとがきの中で岸見先生が、『嫌われる勇気』がアドラー心理学を知るための『地図』だとすれば、今回の『幸せになる勇気』は、幸福な生を歩んでいくための『コンパス』だとおっしゃっています。

コンパスの名の通り、前作よりもより実践に基づいた、具体的な症例も多く挙げられています。

この『幸せになる勇気』を読めば、私のように前作で挫折した方にとっても必ずや、アドラー心理学実践への第一歩となるのではないでしょうか。

この出会いが無駄にならないよう、私もまた何度も読み返したいと思います。

幸せになる勇気のKindle版は、こちらから試し読み出来ます。

他にもアドラー心理学について書いています

その他にも、アドラー心理学についての記事を書いています。

良ければあわせてご覧くださいね。

ネタバレありの感想はこちらです。

『幸せになる勇気』から考える、アドラー心理学実践に向けての方法とは?

2016.03.01

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