切迫早産

ぶっちゃけ切迫早産って暇?時間あるよね?っていう誤解を全力で解きたい

切迫早産への誤解

切迫早産で安静にしている状態って、なかなか周囲に理解して貰い辛いですよね。

「いま、切迫早産で安静にしてなきゃいけないから寝たきりなの…。」

って伝えると、わりと高確率で

いいじゃん、今のうちによーくゴロゴロしときなよ〜」とか、

寝てるだけでいいなんて贅沢なものよ

なんて言われてしまいます。

マミ
マミ
うん、確かにそうなんだけど、ただ寝てるのとは違うんだよ……っていうのもわかってほしい。

今日はそんな心のぼやきをまとめてみました。

切迫早産を理解してほしいご主人や、ご家族の方にもぜひ読んでもらいたいです。

切迫早産で安静にするのって意外としんどいよっていうお話

1.「動かない」のと「動けない」のって全然違う

「切迫早産の辛さは?」と考えて、私がまず1番に思い浮かんだのがこの「動かない」「動けない」っていう問題でした。

切迫早産っていうのは、「動けない」状態でもあり「動かない」状態でもあります。

ここがすっごく複雑で、1番私が葛藤を感じている部分でもあるんです。

切迫早産の診断を受けると、基本的には横向きに寝た状態で安静を保ち続けなければなりません。

「家散らかってるな」「お料理したいな」「子どもが退屈そう」「洗濯物が山積みになってる…」と思っても、動いてお腹が張ると赤ちゃんを危険に晒してしまうので動くことが出来ないんですよね。

普段身体が動くときには「家事面倒くさいな〜」なんて思うものの、それはある程度こなしてちゃんと家の中がまわっているからこそ感じられるんんだなぁと気づきました。

全然出来なくなってしまった今、目の前にあるほんの少しの用事すら出来ないのが、本当にもどかしくてたまりません。

自由に動けるって幸せなことなんだなぁ」と実感する日々が続いています。

また、切迫早産は赤ちゃんを収めている子宮部分に主に問題があるだけで、当のお母さん自身は健康そのものです。

「熱がある」などのはっきりとした身体症状があれば寝続けるのも苦痛ではありませんが、元気でいつでも動ける状態なのに、「動かない」選択をし続けるのも精神力が必要で、またもどかしいなぁと感じています。

2.心の準備をする間がない

産婦人科病棟

切迫早産の診断は、ある日突然訪れます。

【検診に行ったら「今日はもう帰っちゃいけない、今すぐ入院して毎日点滴ね」と言われた。】

【安定期に入ってやっと楽しいマタニティライフが送れると思ったら急に出血してしまった】

そんな方がほとんどです。

心の準備が全くないままに突然「動けない・寝たきりの日々」に突入してしまうので、自分の中での気持ちの切り替えがうまくいかなくて、大きなストレスを感じてしまうんです。

私も、急に入院になったときには上の子と離れるのが辛くて戸惑って、数日は涙がこらえきれませんでした。

入院していると、同じようにひっそり泣いている切迫さん、沢山いらっしゃいます。

昨日まで当たり前だったことが突然出来なくなる恐怖感って、とても大きいなぁと痛感しました。

3.薬や点滴の副作用が辛い

切迫早産になると、「ウテメリン」「マグセント」などの「子宮の収縮を抑える薬」が内服薬もしくは点滴で処方されます。

この薬、副作用が結構あるのが有名ですよね。

先程「切迫早産になってもママの身体は元気」と書きましたが、薬を飲み始めると今度はこの副作用の辛さに悩まされることになります。

代表的なものだと、「胸の動悸」。

脈が速くなって「ドキドキドキドキ…」と心臓が爆発しそうになり、呼吸が浅くなったり疲れやすくなったりします。

また、「手指振戦」といって、手や指先に細かいふるえが出ます。

字を書いたり、スマホを打つのが難しくなりますし、ご飯を食べててもポロッと落としてしまう事があり苦痛です。

吐き気」も副作用のひとつです。

私も今回の入院では吐き気に結構悩まされています。

せっかくつわりが終わったのに、薬の影響で胸焼けと嘔吐がぶり返すので、終わりの見えない気持ち悪さに本当滅入ってしまいます。

また、「ほてり・微熱」も主に点滴で出やすい副作用です。

私も点滴を始めてからは、毎日体温が37度6分くらいあります。

ちょっとしたことでかーっとほてって汗をかいたり、暑さを感じたりするのですが、安静期間中のため毎日シャワーを浴びることが出来ません。

自分の身体がじめじめ・ベタベタしているのを感じながら寝ていなくちゃいけないので、とても不快です。

それに、やっぱり女性なので、いつもキレイにしていたいですよね。

ベタついて脂の浮いたスッピンをカガミで見ると、それだけで気力が失われるのを感じます。

ちなみに副作用は、薬と点滴で強さが違うというものでもなくて、完全に慣れです。

薬だと服用後1時間くらいが毎回辛いですし、点滴だと量が増えるたびにまた副作用が出ます。

治療が進むことによってやっと慣れてきた副作用がまた出るのも、結構心が折れてしまいます。

4.点滴を刺すのが痛い

ウテメリン点滴

ウテメリンの点滴は24時間挿しっぱなしなので、動いても大丈夫なように長めの針が使われます。

この点滴を刺すのがめちゃくちゃ痛いので、挿し替えの時間はいつも本当に憂鬱です。

ウテメリンを点滴していると血管が次第に弱くなり液漏れもしますし、感染症予防のためにも「1度刺したら挿しっぱなし」という訳にもいかないんです。

長くて1週間、血管が生まれつき細い方や長期入院で血管の弱ってる方だと、毎日挿し替えしている方もいます。

5.血管痛の辛さ

また、点滴の痛みは「刺したら終わり」ではありません。

血管痛があるので、刺したあともずーっと血管に痛みが残るんです。

場所によっては痛みの強い部位だと点滴チューブの重さすら耐えられないことも…!

血管がなくなってきて利き手の関節に刺した日には、次の挿し替えまで何もできなくなってしまいます。

私の場合アイスノンを借りて冷やすと多少楽に過ごせましたが、やっぱり「常に痛みがある生活って気力を消耗するなぁ…」と感じています。

6.どこに行くにも点滴台といっしょ

切迫早産の入院で点滴生活になると、24時間付けっぱなしなので、どこに行くにも点滴台と一緒です。

トイレに行くにもシャワーを浴びるにも点滴は付けっぱなし。

着替えも点滴チューブを外して通さなくちゃいけないからひとりじゃ出来ない。

そろそろ〜っと動かないとすぐに滴下不良でエラー音がなってしまう。

……などなど、とっても毎日もどかしいです。

実は私は昨日点滴を外すことが出来たのですが、点滴を外したときの開放感はものすごかったです!

動きたいときにさっと動けるって、こんなに楽だったんだー!って^^

なので、やっぱり点滴をつけて数週間・数カ月生活すると言うのはすごいストレスがかかってるんだな、と改めて実感しました。

7.赤ちゃんの危険と常に隣り合わせ

切迫早産とは、その字の通り「早産が差し迫っている状態」です。

もし今産まれてしまったら赤ちゃんが助からない・もしくは障害が一生残る可能性があるのに産まれそうになっている、そんな状態です。

今の時期のお母さんの過ごし方に、お腹の赤ちゃんの一生がかかっていると言っても過言ではありません。

だからこそ毎日の小さな体調変化にも敏感になってしまって、胸の中は不安でいっぱい…。

そんな状況で、ひたすらひとりで寝て過ごして自分と向き合い続けなければならないんです。

もし少しでも負担がかかって破水してしまったら、もうお産を止めることは出来ません。

そんなプレッシャーの中、何週間も何ヶ月も過ごすのは、なかなか大変な事なんです。

◆◆◆

このように、切迫早産になると、傍目には「ゴロゴロして楽そう」と感じられても、当事者にしかわからない辛さや不自由さが沢山あります。

多分他にももっともっとあるとは思うのですが、数えだしたらきりがないので、思いつく代表的なものだけご紹介させていただきました。

切迫早産で安静生活に疲れているママに伝えたいこと

そして、今回私がこんな記事を書いたのは、別に「結構辛いんだよ〜わかって〜!」といいたい訳ではありません。(言いたいけど。笑)

多分、切迫早産と診断されて安静にしている方の中には、「まわりの理解が得られなくて、肩身が狭い想いをしている…」という方も多いんじゃないかな、と思ったんです。

マミ
マミ
私も、切迫早産に縁のなかった年配のご近所さんに「私らの頃は妊娠中も普通に仕事してたのに、最近はずいぶん妊婦さんに甘くなったもんだねぇ」なんて言われて、うまく説明出来ず悲しい想いをしました。

また、実際に態度に出されることはなくても、自分が動けないせいで大変そうなご主人や子どもたちを見て「私のせいで、申し訳ないな……」ってご自分を責めている方もいるのではないでしょうか?

でも、今回くどくどとご紹介したように、切迫早産って楽なようでいて、実は目に見えないマイナートラブルとずーっとひとりで向き合っていかなくちゃいけない状態です。

これだけのストレスと毎日ひたすら向き合っているのだから、「ゴロゴロして申し訳ない」なんて思う必要、絶対ないんですよ。

むしろまわりに気を使って安静を守れないほうが、赤ちゃんを危険に晒す事に繋がってしまいます。

いまお腹の赤ちゃんを守れるのは、お母さんだけ。

例え理解してくれない人がいたとしても、実際「動けなくても、家に帰れなくても、痛くても気持ち悪くてもそれでも赤ちゃんを守り育てている」のは、十分すぎるほど立派なことなんです^^

だから、この切迫早産の期間を後ろ向きに捉えるんじゃなくて、ぜひひとつでも楽しいと思えることを見つけて、前向きに過ごしていけたらいいのになって思います。

そのための活用出来るサービスや思いついたことなど、このブログでも前向きに発信していますので、良かったら空き時間に他の記事も読んでみてくださいね。

もし赤ちゃんに何かあってからでは後悔してもしきれません。

だから、今は今できることをひたす1歩ずつ、そして出来れば少しでも楽しく、時を重ねていけたらいいなと思います。


にほんブログ村 子育てブログへ

コメントを残す