パニック障害と併発しやすい『新型うつ』、その正体は一体?

こんにちは、マミです。

パニック障害の患者さんは、薬による治療の効果が出始めパニックがおさまりはじめる、いわゆる『慢性期』に、抑うつ状態に陥ってしまう方が多いそうです。

実際に私も、この抑うつ状態とパニック発作の再発の連鎖にとても悩まされています。

一体、パニック障害の患者さんに現れる『うつ』とは、どのようなものなのでしょうか?

パニック障害の方がうつ病になりやすい時期

パニック障害の最もつらい、パニック発作の続く急性期には、実はうつ症状はあまり出ないそうです。

それよりも、パニック発作への恐怖から予期不安回避行動がはじまりだした慢性期

この時期に、抑うつ状態に陥る方が多いのです。

予期不安…パニック発作が再発するのを過剰に恐れる事。

回避行動…パニック発作が起こりそうな場所や状況を避ける事。広場恐怖症とも呼ばれています。

回避行動から行動範囲が狭くなって引きこもってしまったり、パニックを恐れるあまり消極的になってしまったり。

そうしたことにエネルギーを使い過ぎてしまって、心の電池が弱まってしまうのかもしれませんね。

パニック障害の方がなりやすいのは『新型うつ病』

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パニック障害の方は、一般的に知られている『定型うつ病』になる方は少ないのだそうです。

それよりもどちらかというと、『新型うつ』と呼ばれる非定型うつ病という症状を併発することが多いのです。

実際の統計結果では、パニック障害のおよそ6割の方が、生涯のうちにこの非定型うつ病を併発しているそうです。

また、双極性障害と呼ばれる『躁うつ病』も、約3割の人が併発しています。

パニック障害は、このようにうつ病ととても近い関係にあるのです。

非定型うつ(新型うつ)の症状とは?

パニック障害と併発しやすい非定型うつ病とは、どのような症状があるのでしょうか?

気分反応性がある

通常のうつ病では、心が疲れ切って常に何もする気が起きないと言われます。

しかし、非定型うつ病では、いつもうつ状態にあるわけではありません。

パニックの恐れがない場面や好ましい事があったときなどには気分がよくなるのです。

けれど、予期不安を感じたり、嫌なことがあったり、気分のよいときに張り切り過ぎるとリバウンドでどっと気分が落ち込みます。

このように、気分に波がありそれをコントロール出来ない『気分反応性』という特徴があります。

過剰に眠る(過眠)

気分が激しく落ち込むと、眠気も強くなります。

目安として、1日に10時間以上ベッドの上にいる日が週に3日以上あるようなら過眠です。

パニック障害からうつを併発している方は、一般的に過眠傾向にあるようです。

身体が重く感じる

パニック障害が長引くと、体力が落ち疲れやすくなります。

そのため、まるで手足に鉛が詰まっているかのように身体が重く感じられるのです。

まわりからは「怠けている」「わざとやっている」と誤解されがちですが、これもパニック障害からくる非定型うつ病の特徴です。

本人は立ち上がるのさえ大変な思いを経験します。

過食からくる体重増加

不安を抑えるために甘いものを好むようになるので、過食気味になります。

「何かを口にしていないと気持ちが落ち着かない」

そう思い始めると要注意です。

週に3日以上ドカ食いしてしまうようなら「過食」です。

また、これに伴い3ヶ月で5%以上体重が増えると、「体重増加」とみなされます。

拒絶される事への過敏性

他人の言葉や態度に敏感になり、普通では考えられないほど激しい反応をしてしまうことがあります。

非定型うつ(新型うつ)の傾向が見られたら要注意

パニック障害は、このような非定型うつ病を併発してしまうと、治療の経過が長引く傾向にあるそうです。

上のような極端な症状がなくても、

「なんだか気分が落ち込んでしまう」

「最近眠気がひどくて、身体もだるい」

そういった症状が少しでも見られたら、気のせいと思わず医師に相談しましょう。

非定型うつ病は、気分反応性があり調子が良い日も多いので、見落とされやすく注意が必要との事です。

また、一部の情報で「新型うつは甘え」と言われていますが、パニック障害からくる非定型うつ病は「甘え」で済むものではありません。

長引かせないためには、早期発見が何よりも大切です。

無理をせず、きちんと治療を受けて前を向けるようになりましょう。

自分を信じて守り抜く事が大切

パニック障害はもともと、責任感が強く真面目であったり、不安への感度が強すぎる方がなりやすいと言われています。

そういった方は、パニックの発作が起きる事でますます自分を責めてしまうかもしれません。

そんな中で、非定型うつ病を併発する事で、気分に波を持つことへの罪悪感など、さらに自分を責めてしまっている方もいるかもしれません。

けれど、これは病気が進行する上での一連の流れですので、あなたが悪かったわけでは決してありません。

一番自分のそばにいる自分が自分の事を責めてしまうと、前を向いて治療を進める事は絶対に出来ません。

まずは自分を大切にしてあげましょうね。

そうしてひとつずつでもいいから、ゆっくり回復にむけて歩んでいければいいのです。

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このように、パニック障害は、他のメンタル疾患を併発しやすい病気です。

一時のパニック発作のみに目を向けがちですが、その後の関連症状に対する自己管理など、パニック障害との付き合いは本当の意味では一生続くと私は思っています。

必ず回復します。けれど、悪い波の時期もあります。

そんなときには、どうか無理をなさらず早めの治療を受けて、療養して自分を大切になさってくださいね。

1 個のコメント

  • 私は、鬱病から入院退院を繰り返す内に、不安感や恐怖感が強くなって、パニック発作が出てくるんです。誰にも分からない、この苦しみは、前向きになんて、無理です。もう苦しい助けてください!

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